離ればなれになる、ワイン達。
一人在庫チェックをしながら、記念にパチリ。。
え、暗いって?^^;
いつも、これからも、傍にいるものだと。
これからまた、長い時間が経った後、飲み頃になって美しい色あいになって
私たちを楽しませてくれると、なんとなく勝手に思っていた。。;;
現実は厳しい。
ブルゴーニュの偉大な造り手たちの素晴しいワインは
もちろん、若くしてすぐに楽しめるものもあるけれど
良い畑のものの、ある程度の熟成を経た良さというのは格別である。
そんな風に、素晴しきワインが本来の実力を発揮できるまで
カーヴで何年も寝かし、そしてみなさまに楽しんでもらえたら、と買ってきた。
その期間、売れないワインを抱えることとなるが
そういった要素を踏まえながら、ビジネスにできる器量はなかった。。
今の時代、造り手達がすぐにリリースできるワインを造る傾向にある、と思う。
「すぐにリリースできる」というのは
造ってすぐに、ある程度の味にまとめて、飲めるようにしたワインである。
熟成させて、うんぬん...などとは、逆の世界の話である。
それがすべて悪い訳ではなくて、もちろん良い時だってある。
でも...なんかちょっと...味けないのだ。。
遊びがないのである。。
はい、葡萄造って〜、はい、醸して〜、はい、ビン詰めして出荷!
輸入元から、はい、酒屋さん〜、レストラン〜、はい、テーブルへ!
そういったことは、お祭りのヴァン ヌーヴォーがあるじゃーないか。。
でもレストランとしては、仕入れて、すぐ売って、また仕入れてって
回転させて、より利益を上げなければどうしようもないことだってある。
理想があって、やりたいことだけをやっていると
こういった結果を招く...招きやすくなるのだろう。。
(やっぱりそうじゃなくて、私達の器量の問題かな。。?)
数年前、ルフレーヴのマグナムの会をしたことがある。
ルフレーヴのマグナムは、日本の正規代理店に、年、数本だけ入る(らしい)。
そんなある意味、偉大な造り手のレアアイテムを楽しんでみませんか?
そういった会を企画したが、さっぱりであった。。
その理由はきっと、第一に、モンラッシェがないことだった。
シュヴァリエ、バタール、ビアンヴニュ
ピュセル、フォラティエール、コンヴェット、クラヴァイオンはあったけれど。。
ルフレーヴのモンラッシェは、僅か0.1ヘクタールにも満たない区画で
樽で言えば、1樽から1樽半しかない。
それだけしかないものを、そもそもマグナムに詰めているのか...?
詰めていたとしても、ごくごく限られた人の手に渡るのであろう。
そんなモンラッシェを揃えることができたのならば。。
こんな機会はないかもしれない、と状況は変わったのかもしれない。
そして第二の理由に、マグナムでなくノーマルボトルであれば
少々お高いが、手に入らないワインではないからだ。
(もちろん、モンラッシェ以外の畑の話。)
別に今、オープティで飲み比べなくてもよい。
きっとみんなそう思ったのだろう。
あの時開けて以来、一度も、どの畑のものも
飲まずにじっと寝かせてきた。
なぜならあの時、予想以上に硬かったからである。。
困って、ざーっとデキャンタージュしてみたものの
多少味がでてきたように感じたのは、3日後だった!
身の縮こまる思いで、マグナムボトルの熟成のゆるやかさを
感じたものでした。。
厳格そうなマダムルフレーヴが
つんっ!とそっぽを向いたような味。あの時は、そうだった。
今はどうだろうか。
見返り美人くらいには、なっているのかもしれない。
来るべきときに、誰かが美味しく楽しんでくれることを願うばかりである。
みんな、バイバイ。
買い取る資本がない自分がうらめしいヨ。

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