昨日の夕方のこと。
さて、これから棚のグラスと皿をどんどん梱包していこう!
さぁ、今夜は忙しいゾ!と
めずらしく意気込んだ船橋さんがいたのだけど。。。
そんなかけ声と同時に、ふらりと親しいお客様が。
バンテリンと共に!^^
(ありがとうございます〜!)
立ち話にぽちぽちと花が咲いた後
「ご飯でも行きませんか?」なんてことを言っている。
ははは!^^船橋さーん!
私たち仕事しなくて間に合うの?って思ったんだけど
まぁ、明日頑張れば!とか、なんとかなるさっ!と
出掛けてしまいました。。
お酒も進み、お腹もだいぶ満たされてきた頃
何かの話題から、私の仕事の話になった。
船橋さんは、良い機会だから...と
「住田さんのサーヴィスは、50点!
ん〜、60点ってことは絶対ないな。50点。
お客様中心すぎて、厨房を全然見れてない。
一番に厨房に通さなきゃいけないオーダーをもってこない。
フランスのメートルドーテルソムリエは違う。
セルジュ デュピュスとか
MOFを持っているメートルドーテルソムリエのサーヴィスが
俺の基本になっているから〜〜〜、50点!」
なるほど。そうですか。
そう思っているのならば、是非仕事の時に言ってほしいな。
酔っぱらった人に、お客様の前で言われたくはなーい。
だめな所を指摘する。それは私のためだと分かる。
ありがたい話だ。
また逆に、今思えば、世界の超一流のそれらの方々と比べて
半分の点をもらえただけ悪くない、とも思える。
でもまぁ、さっきまで楽しく飲んで食べていた私は
一瞬で盛り下がる↓ サゲサゲこの上ない。
いや、この下ないって言うの?
っていうか、まさか急にそんな事言われるとは思わないので
びっくりして泣きそうな気分だ。うぅ。;;
あぁ、そんなこと今言えば
お客様に気を使わせることになるのは、分かったハゲだ。
案の定、同席されていたヴュー ロジのお客様は
気を使ってフォローしてくれる。
あぁ、もう。
今、この居酒屋で言われた事。
それと、ここで飲み始める3〜4時間前に言われた事。
そのふたつを並べると、なんとも微妙な気分である。
お昼すぎ、船橋さんから検討してほしい、と話をされたが
それは、船橋さんがこれから仕事をする新しい宇都宮のお店で
オープニングの半年くらい、手伝ってほしいというのである。
ふたつをまとめると
50点の私に手伝ってほしい、ということだ。
要は、猫の手も借りたい、ということ。
人間だと思っている猫に
「気付いてないから言うけど、お前は猫だ。
ただ、オープニングは猫の手も借りたいくらい忙しい。
だから、猫の手を貸せ。」
なんてふきだしが頭に浮かぶ。
言われたふたつのことは、ひとつづつみればもっともである。
ひとつめ。
私は、まだまだ仕事ができていない。
努力しなければならないことは、たくさんある。
イエス!あなたは正しい!
ふたつめ。
新しいお店のオープニングには、これって多くない?ってくらいに
人がいたに越したことはない。
新しい店に、人が少ないことほど寂しいことはないのだ。
だから、私にその一人になってほしい、ということは
イエス!あなたの言うことは理解できる。
でもさ、でもさ〜〜〜
普通さ、一緒にやってほしいって提案するならばさ
「ぜひ、フッキーの力を貸してほしい!」みたいなのが
普通かと思っていた。いや、今もそう思う。
言ってることは正しいけれど
もうちょっとアプローチの仕方ってものがあるかと思う。
正しければ、それで良い。
世の中、それだけじゃ上手くいかない。
正義が必ずしも勝つって訳じゃないじゃないか。
一昨年病気をして、手術をして
でもN先生のおかげで、拾った命だと言っていた。
この拾った命で、これから先自分がする事は
今までフランスで学んできた技術を、後世に伝える事。
以前、そう言っていた。
そのためには、これから先
今の若い子たちに辛抱強く教えていかなければならない。
でも、あんなアプローチの仕方では難しいと思う。
あんな言い方では、船橋さんが誤解されてしまう。
たとえ、相手を思って言ったことであっても。
14年なのか、15年なのか。
ここ大阪で何年もこの仕事をやってきて
船橋さんの料理を継承している料理人がいるのだろうか。
船橋さんが宇都宮に行ってしまう今
船橋さんの料理のファンの方達は、行く店がないと嘆かれる。
ということは、いないということだろう。
誰一人弟子が育っていない。
でも、この先は。
誰かに伝えたい、育てたいと思うのならば
すこーーーしだけでも、見方と言うべきなのか
言い方というべきなのか、角度を変えてみた方がよろしいのかと
思ったりするのでございまする。。
だって、料理はほんとーに美味しいんだもの!
もったいないのさ。
みゃーみゃーうるさい猫より=
