2009年7月アーカイブ

日付が変わりまして

おとといの水曜に、5kgを超えるオスの銀の鴨が届きました。

状態はとても良いように思います!

色がくすんだりしていませんし、表面がべたべたすることもなく

ぷっくりとハリがあり、艶やかです。


5kgを超えますと、いままで扱ってきました鶏類より

本当に大きい!と感じます。

これくらいです。^^

canard1854.JPGのサムネール画像

ウエストなんて、なかなか堂に入った太さがあります。

きっと脂もたっぷりで、焼いてるそばから

こうばしい良い香りがしてきそうです。

今回はオスの銀の鴨なので、メスと比べると

しっかりとした濃い味わいになります。

まさに、赤ワインにはもってこいの食材だと思います。

今晩、ご予約くださったみなさま、ご期待下さい☆

また、あと2名様分準備ができます。

お電話お待ちしております。^^ ☎06−6531−3336


7月22日。

さっき知ったのだけれど

日本中が皆既日食で盛り上がっていたあの日、だったらしい。


サイコーにサイコーにかっこよかったミッシェル。

アベさん、天国でまたあのカッティングを聞かせてほしい。

42歳なんて早すぎる。


こんなやるせない気分のときは

オーガスタに行って、品野さんのおいしいお酒でも飲もう。

いつも素敵な音楽の流れている、ナジャもいいかもしれない。

それでまた元気になろう。

今日は早く夜になってほしい。

michelle.jpeg

一度だけだったけど、ライブに行けて本当によかった。。。

笑っちゃうくらいにかっこよかった。
 ⇩


毎日、仕事が終わった後のシェフの一言が

「フッキー、何食べたい?」 なのですが、^^

まかない用の食材で、何があるかも分かりませんし

シェフ船橋が、どういうものを食べたいかも分からないので

あやふやに、もごもご...と答えてしまいます。

「えーと、えーと、美味しくて、元気がでて、
 
 今日はちょっと疲れているから

 魚の骨とか取らなくても食べれるもので、、、
 
 じゃあ何って言われると困るんだけど、、、。」

なんていうのがよくあるパターンです。


明日が定休日なので、にんにくも大丈夫。

さっぱりとした漬け物も食べたい。というところからキムチが頭にうかび

冷蔵庫には、しいたけと白菜があったので

「よし!今日は豚と豆腐を買ってきて、豚キムチ鍋にしよう!」

ということになりました ♪


だしをとって、酒やみりんを足し、たっぷりの野菜をいれた

豚キムチ鍋、できあがり〜☆

kimunabe1829.JPG

今日もごちそうさまでした。^^


晴れていると、もうすっかり夏の日差しですが

ビタミン足りてますか?

そんなメールを、シェフ船橋がみなさまに送ったのが金曜日でしたが

今日は、しっかりビタミンを補給できる野菜料理、

「Salade crudité   サラダ クリュディテ」をご紹介したいと思います。^^


サラダ クリュディテとは、生野菜サラダのことで

普通、いろいろな種類の生野菜を、盛り合せでお出しする料理です。

今回のサラダ クリュディテは、このように仕上げました。

salada crudité1825.JPG

にんじん、根セロリ、きゅうり、レンズ豆、トマト&モッツァレラです。


これらはすべて、別々の味に仕上げています。

(にんじん→塩、オリーブオイル、レモン。
 根セロリ→塩、マヨネーズ。
 きゅうり→塩、レモン、生クリーム、ミント。
 レンズ豆→トマト、ビネグレット、エシャロット。
 トマト&モッツァレラ→塩、白ワインビネガー、レモン
            ユイル ド プロヴァンス、バジル。)

見た目は、ただ野菜を切っただけにみえますが

それぞれの野菜の個性に寄り添うような

ちょっとした味のアクセントを効かせたお料理です。


サラダ クリュディテは、フランスではとても人気のある料理で

ビストロ、ブラッスリー、高級店と

多くの場所で、楽しむことができます。
(新しい料理を追い求めるお店にはないと思いますが
 昔からある普通の料理を出すお店には、あると思います。)

スーパーにも売ってます。


スーパーにも売っているものなのに

なぜ、高級店で食べる人もいるのか。。

それは、まったく別物のように美味しいからです。^^


サラダ クリュディテは、生野菜をドレッシングでマリネして作ります。

ゆえに、作ってから時間がたつと、野菜の水はでてきますし

べたーとしてきますし、馴染んでフレッシュさはあまり感じられません。

スーパーで売られているものは、どうしてもこのようになりがちです。


そして、ビストロやブラッスリーでは

数種類の野菜を盛り合せにしてだしてくれますが

個別に盛っている、それぞれの野菜の味付けが同じだったりします。;;

作業性が優先される、と思われます。


高級店では、、、

たくさんいるスタッフによって、スピード勝負!で仕上げます。

スピード勝負をするのは、できる限り、出来たてを食べてもらうためです。

たくさんの種類の野菜を、すべて違う味付けをし

また野菜全体に、ちゃんと味はまわるように、丁寧さも大切です。

そのようにするからこそ

フレッシュ野菜の、活き活きとした味を楽しめる、と思うのです。


高級店で、サラダ クリュディテを注文する

フランスのおじいちゃん、おばあちゃんは

厨房にいる幾人かの料理人の、この皿に向けられる思いを汲み取り

このなんの変哲もない料理を、理解していると思うのです。

理解しているからこそ、注文されるのでしょう。


あの、でも、そんなことはこちら側の話なだけで

お客様には、ただ、「美味しい♡」と思ってもらえるだけで

すべて結果オーライなのです。^^



生野菜をマリネした、シンプルなお料理、サラダ クリュディテ。


料理を作る上で、「シンプルであること」というのは

非常に重要な要素のひとつだと考えられます。

ジャック マキシマンは、以前、船橋にこう言っています。

「ひとつひとつの素材に対して、作業はシンプルであるべき。
 その下ごしらえしたものを、いかに自分の考えで組み合わせるかが
 料理で大切な事だ。」


その彼の考えがよく分かるインタビューがありました。
 ⇩

話の中で、こう言っています。

「J'aime bien cuisine simple.」(0:12くらいのあたりです。)

「ジェイム ビアン キュイジヌ サンプル。」

「シンプルな料理が好き。」


そう話した後に流れる、彼のサラダ。

オリーブやアンチョビ、卵にトマトにツナでしょうか、

一見、どこがシンプルなのか、、、と思えるいろいろな具材のサラダ。

そう、シンプルな料理が好きと言う彼は

昔、船橋に話していたように

ひとつひとつの素材に対しては、シンプルに

そして、それらを組み合わせて料理を仕上げていました。




あれ、今日も結局マキシマンの話に。。。


今週は素直に「マキシマン ウィーク 」として

毎日、彼のことを書いてもいいですか? 

といった気分ですが、いいですか?^^

(うそです、今日でやめます。(笑)
 シェフ船橋の料理をアップしなければ。。)


今の、マキシマンの活動ぶりを知りたいなぁと

インターネットを見ていましたら

マキシマンの一人息子である、オリヴィエ マキシマンのことがでてきました。

去年の年末の記事なのですが

ニースでレストランをされている、松嶋啓介さんのお店に

新しく支配人として入られたそうです。

元レーサーであるオリヴィエ マキシマンは

2007年に起きたレースの事故で、負傷したことにより

レーサーとしての夢を諦め

たまに手伝いをしていた家業であったレストラン業に

本格的に力を入れることを決断された、とのことです。


びっくりしました!

写真で見ると、ジャック マキシマンを柔らかくした雰囲気ですが

パッションは、父親同様熱い!とのことでした。^^


そして、ジャック マキシマンは、、とまた探すと

シモンさんのブログに書いてあったように

アラン デュカス グループのホームページに

「組織の軸となる招待シェフ」としてでていました。


また、違う記事では

ジャック マキシマン主催の、偉大なシェフ達や業界関係者をよんだ

ペタンク大会の模様などもでていました。^^

愛車ポルシェの轟音と共に、厨房に現れていたシェフが

ペタンク!

それもまたいいですよね〜 ♪

 ↑
でも、やっぱり車の方がお似合いかな?なんて。^^

昨晩のブログ記事では、サン・ポール・ド・ヴァンスの話から

ディアマン ローズ、そしてジャック マキシマンの話になり

その余韻でしょうか、

ふと気が付くと、今日もマキシマンのことばかり考えてしまう。。


彼が、自身の店を閉店したと知ったのは

去年、フランソワ シモンさんのブログに書いてあったからでした。

年を同じくして、テゥールの ジャン バルデも閉店。。
           (2つ星だったと思います)

ひと昔、いや、ふた昔前かもしれないけれど

一時代を築き上げたシェフ達が、引退すると聞くと

とても寂しい。。


シモンさんのブログによると、マキシマンは

これからコンサルタントシェフとして

アラン デュカスグループ、そしてホテルチェーンのアコーグループと

契約を交わしたらしいので

これからも彼のレシピをもとに作った料理が

世に出続けるとは思うのですが。。。


マキシマンは、今年60歳でしょうか。

1978年、当時29歳の若さで

ニースのホテル・ネグレスコの総料理長となり

その後、レストラン シャンテクレールが

ミシュランの1つ星、2つ星と駆け上がったのは

彼の力によるものだったと思います。
(その当時、ホテルレストランには3つ星は
 与えられなかったのですが、そうでなかったのなら
 どうだったのだろう、と思います。)
maximin1820.JPGのサムネール画像

1979年には、M.O.F.(フランス最優秀職人賞)を獲得。
        (当時最年少でした)

1984年には、『フランスの若手料理人第1位』に選出されました。
(これは、雑誌 ゴー=ミヨ が企画し、現代フランスの大料理人と
 フランス料理評論家が審査に当った、とのことです。)

類い稀な才能を持った、若きシェフ。

フランス料理界の異才、恐るべき子供、と評され

走り抜けた成功の道。

そして、今。

去年彼が店を閉めるといったとき

それが大きなニュースにならなかったことは、、

時のしわざなのでしょう。

80年代のキラ星のごとく輝いていた頃とは

世の受け止め方が、違って当たり前かもしれません。

けれど、マキシマンは

また何か、あっと驚くことをやってくれるでしょう。

彼の、何事に対してもアグレッシブな姿勢

今もなお変わらない、鋭い目。

20年以上も前の本ではあるけれど

彼の言葉、料理に対する思いなどに触れるたび

そう思えてなりません。

いや、そう願ってやみません。

シモンさんだって、こう言っています。

『マキシマンの魂は、まだまだくたばるには早すぎる。』って。^^

maximin.jpg


みなさま、こんばんは。

相変わらずの、じっとりしたどんより天気が続いておりますが

いかがお過ごしでしょうか。

昨日のせっかくの皆既日食も、曇りのため見えにくく

なんだか今の季節がいやになってしまう気分ですので

今日は、夏の話題にしたいと思います。


夏の南仏、乾いた眩しい気候、美しい地中海、そして美味しい料理。

1991年 シェフ船橋が、南仏 Saint Paul de Venceで
                                                  (サン・ポール・ド・ヴァンス)
仕事をしていた時の話です。

時を同じくして、私は小学校でのびのびと過ごしていたとき。

横綱、千代の富士が現役を引退した年。

さくらももこの「もものかんづめ」が流行った年。

そう、今日は昔話。。^^


南仏の街、サン・ポール・ド・ヴァンスは

モナコから北西に約6kmの距離にある、中世の街です。

13世紀から、丘の上に丸く広がる城壁の街。

Max7.JPG
(丘の上な感じが、よく分かる写真です。
 レストランスタッフと船橋。)^^


サン・ポール・ド・ヴァンスの南の方では

せり出した石崖の間から、地中海のエメラルドグリーンの海が

180度楽しめます。

ゆえに、古くから富裕層の別荘地としても有名です。


そんな街にあるレストラン、

「 Diamant Rose /ディアマン ローズ 」は
(ピンクダイヤモンドの意味)

ジャック マキシマンがシェフを務めるお店でした。

マキシマンがシェフに就任した1991年には

ミシュランガイドブックの暫定2つ星レストランで
(マキシマンの店は、最低2つ星がつくので)

翌年の1992年、ガイドブックが新しくなった時には

やはり2つ星レストランになっていたそうです。


そんなマキシマンの下で働く船橋。

とある日、マキシマンの指示通り

スペインの生ハムと、シェーブルチーズで船橋がサラダを作り

お客様に出した、しばらくした後。。。


半地下にある厨房に、女優さんですか〜!?と思う程の

美しい女性が、赤ちゃんを抱っこして現れ

船橋が見とれていると、マキシマンが

「お前でも知ってる人がくるぞ」と言うので

「誰だろう?」と思っていると

イヴ モンタンだったそうです!
(イヴ モンタンは、イタリア出身のフランスで活躍した歌手であり俳優です。)

イヴ モンタンの別荘が、ディアマン ローズのすぐ近くにあり

彼はヴァカンスで、この土地を訪れていました。
(美しい女性と赤ちゃんは、彼の奥様と子供でした。)


「ジャッーク!!!今晩は、素晴しい夜だった!!

お前の料理を食べないと、俺のヴァカンスは終わらない!」と

とても大喜びだったそうです。

喜んでくれたサラダは、マキシマンが指示して、船橋が作った料理。

マキシマンは、船橋に目配せ ♪ ^^


そして時は流れ、その年の冬。

残念なことに、イヴ モンタンは亡くなられてしまいました。

この訃報を聞いたとき、マキシマンは

「お前のサラダを食べて、あんな元気に大喜びだったのにな。」

と、ぽつりと船橋に話したそうです。


イヴ モンタンも愛した、マキシマンの料理。

マキシマンの出身地はブルターニュですが、

オリーブオイルや、モッツァレラ、パルメジャン、マカロニ、茄子など

南の食材を多用する料理人でした。

ゆえに、イタリア出身のイヴ モンタンとは

食の趣向が似ていたのかもしれません。


そのレストラン、ディアマン ローズで

定番のサラダとして出していたのが

「仔羊モモ肉のローストと、モッツァレラと、トマトのサラダ」でした。

定番のサラダでしたので、いつも仔羊のモモは焼いていたそうです。


先週末、ヴュー ロジでは

久し振りにモッツァレラチーズを入荷したのと

羽黒ラムのモモ肉を焼いていたので

そのサラダを作りました。

 agneau1808.JPG

ヴァカンスの季節

湿気なんてまったく感じさせないフランスの夏の気候と

南仏の眩しい日差しを思い出させる料理。

マキシマンを。そして、イヴ モンタンを。。

今日はそんな昔話。。。^^

Max1.JPG
(↑マキシマンと)

Max11.JPG
(↑これはディアマン ローズを辞めるとき
     店のみんなとお別れ飲み会の写真です。^^;)

先週末、お薦めしましたこの仔羊とモッツァレラのサラダを

美味しかった!と喜んで下さったみなさま

ありがとうございました。


ジャック マキシマンは

ポルシェや大型バイクが大好きであったことからも分かりますが

スピードをこよなく愛するシェフで

驚くべき瞬発力と集中力で、料理を完成させるシェフでした。

ゆえに、「かまどの前のナポレオン」などと評されたこともあります。


故 辻静雄先生は、マキシマンについて

このように書かれています。

『初めてマクシマンに会った時は、きかんきの、立居振舞の荒々しい男と
いった印象だった。ところが、ひとたび私の学校で教壇に立った時に、
彼の茶目っ気な目つきは消えた。眉間に小皺をつくり、
自分のやることなすことみな気に入らないといった感じだった。
料理ができ上がると、本当はもっと僕ならいい仕事ができるんだけどな
といった目つきをして私の前に差し出した。正直いってびっくりした。
味がふくよかなのである。穏やかでもあった。何か料理の味というのは
こうやってつけるのが正解なんじゃないでしょうかといいたげな、
静謐さえ感じさせるものだった。人は見かけによらないとよくいうが、
本当にこの言葉を実感したものである。』

(「新フランス料理 ジャック マクシマン 私の料理の色・味・香り」より一部引用)

辻静雄先生が、こう評されるように

マキシマンの作り出す料理は、無駄をなくし、美しく、

そして、軽いものでした。


「ジャック マキシマン 神戸」のレストランが

バブルがはじけて泡とならなければ、シェフをしていた船橋。

これからも、折りにふれ

マキシマンのエスプリを伝えていきたいと思っています。


P.S.
maximin1816.JPG←作ったけど、結局使えなかった名刺。;;
                                   けれど金が使ってあって、とても綺麗なのでパチリ☆)


先週の火曜日、日本では普段と変わらない何気ない一日。

7月14日。

それはフランス革命記念日であり、フランス建国記念日であります。


パリでは、軍事パレードやアクロバット飛行が行われ

フランス各地で花火の上がる、お祭りのような国民の休日です。

日本で「パリ祭」と呼ぶこの日には

どんなイベントをしようか、、、と悩みましたが

どどん!と羽黒ラムを1頭入荷しまして

「羽黒ラムを存分に楽しんで下さいメニュー」を準備しました!

今日は、そのメニューをご紹介したいと思います。^^

ちなみに、7140円のコースです☆

7月14日なので。。。


さてさて、それではまずアミューズです。

「帆立のポアレと、海老のサラダ仕立て」です。

14juillet001.jpg

この日は、羽黒ラムの料理が続きますので、魚系にいたしました。


そして一品目が、「仔羊となすのムサカ風」です。

14juillet.JPG

ムサカとは、ギリシャ料理の代表的なもので

ポピュラーな家庭料理のひとつです。

じゃがいもやなす、ひき肉、ホワイトソースなどを

耐熱容器の中で、層になるように重ね

表面にパルメザンチーズなどをたっぷりふりかけ

ゆっくり時間をかけて、オーブンで焼き上げたものです。

ラザニアの原型と言われている料理です。


シェフ船橋は、仔羊のひき肉と、ローストしたなすを合わせて

なすの皮にこんもりと盛り、オーブンで焼き上げました。

チキンブイヨンで煮たタイ米を付け合せに

トマトソースの仕上げです。

トマトやなすといった、今が旬の夏野菜で

ジューシーさや、旨味をたした上品なハンバーグ?のようでした。^^


そして二品目が、「仔羊の焼肉盛り合せ」です。

14juillet010.jpg

12時のところの料理から、時計回りに

*鞍下肉のロースト
*バベットのポアレ
*骨付きロースのグリエ
*フィレのステーキ

鞍下肉の表面が、肉のジュースで表面張力しているように見えるくらい

ふっくらと艶やかです。

これぞまさに、フレッシュな状態で届いたジューシーな肉の良さを

目で、しっかり確認できる一品だと思います。

また、色々な部位の異なる食感や、微妙な香りの差も

楽しんでいただけたのではないかと思います。


そして三品目が、「仔羊の煮込み」です。

14juillet022.jpg

肩肉を焼いて、ローズマリーと一緒に水で煮込みます。

そして、蕪やにんじんなどの野菜を入れて

小麦粉とバターで作ったルウでつなぎます。


羽黒ラムの穏やかで、やんわりと感じる羊らしさは

蕪のスリムで柔らかい味や、にんじんの甘みと

歩調を合わせるかのようにしっくりと馴染んでおり

また、鼻腔を抜けるローズマリーの香りによって

全体がひとつにまとまる、そんな繊細な印象の料理でした。


最後にデザート。「ピーチメルバ」です。

14juillet026.jpg

桃のコンポートに、バニラアイスクリームとメルバトーストを添えて

温かいチョコレートソースをかけた仕上げです。



羽黒ラムのジューシーさ。

上品で嫌みに感じない、羊固有の香り。

また、焼いたときの甘いこうばしい香り。

そして、穏やかな旨味。


羽黒ラムの色々な良さを

さまざまな部位の、異なる調理法によって

じっくりと楽しんでいただけたのなら幸いです。^^

この日に、来てくださったみなさま

ありがとうございました。


先日みなさまに、これから焼きます!と

お薦めしておりました羽黒ラムのモモ肉のローストですが

このように焼き上がりました。

hagoro1791.JPG

焼けたこうばしい香りに、甘い香りがふわっとのっています。

この甘い香りがするのが、羽黒ラムの特徴のひとつなのだなぁと

焼いているそばに何度かいる、私の感想です。


切ってみると、、、

素晴しい!!><;;

国内産がゆえに、フレッシュで届けられるその醍醐味を感じます。

その醍醐味とは

「とってもジューシーな仕上がりになること」です。

haguro1794.JPG

輸入物で、チルドパックされたものですと

パックにする際に、きゅー!と真空のような形で空気を抜くため

肉の血やエキスが、外にでてしまうのでしょうか、

同じ人が、同じ調理法で焼いても

このようにジューシーにならないのです。

モモ肉でありながら、中心部はもちろんのこと

外側の部分もちゃんとひたひたと潤っている、といいましょうか、

パサパサした肉の繊維が口に残る、なんてことがありません。

外側がカリッと焼けていて、後はしんなりジューシーなのです。


ジュース(肉の血)はたっぷりですが

綺麗なピンク色のロゼで焼けていますので

生臭さなんてもちろんありませんし

ぐにゃぐにゃとナイフで切れにくい、なんてこともありません。


比べてみると分かりやすいかと思いまして

以前に、オーストラリアの仔羊のモモ肉をローストした時の

写真がこちらです。

agneau.jpg

agneau2.jpg


ジューシーさの違いは、フレッシュの羽黒ラムと一目瞭然です。

このチルドパックで届いたもので、無理にジューシーに仕上げようとしますと

生焼けになります。

それは絶対に避け、焼く、となるとこうなります。


シェフ船橋は、日本でチルドパックもの

フランスでフレッシュものを扱ってきまして

見た目には同じような肉でも、それぞれの状態を理解した上で焼いております。

やはり、大きな塊の肉料理は、シェフの腕の見せどころかなと思います。^^


金曜の夜に来てくださった、全テーブルのみなさま、

翌土曜には、モモ肉をレンズ豆とのサラダ仕立てにした皿を

ご注文してくださったみなさま、ありがとうございました。

「やっぱり、フレッシュって最高やな〜!」とのお声が聞こえたときは

遠くにいながら、私とシェフが顔を見合わせて

にんまりしたのは、言うまでもありません。^^


羽黒ラムを入荷するのは、今回で3度目ですが

初めてモモが届きました。

どでん!と、大きいです。

haguro1782.JPG

今晩、これからご予約をいただいておりますお客様に

お薦めしよう!と ただ今、焼いてます。^^

じゅわ〜〜!!という音と共に、甘いよい香りがたちこめています♡

haguro1788.JPG

一本焼いておりますので、まだまだたくさんの方に

楽しんでいただけます。

今晩は、まだ1テーブル空いておりますので

モモのロースト一皿とグラスの赤ワインなんていかがですか?

もちろん、明日も楽しめます☆^^

まだ梅雨も明けていないというのに、真夏のような暑さが続いておりますが

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


こんな蒸し暑い日には、なにはともあれシャンパーニュ!な方、

暑くなくたってシャンパーニュ!な方、^^

そんなみなさまにお集りいただきました

先週末のオルバン社 シャンパーニュの会。

今日は、その日にお出ししました料理を、ご紹介したいと思います。


まず、アミューズです!

caviar1733.JPG

フランス アキテーヌ産キャビア、15g瓶まるまる。。。です☆

オシェトラに近い中粒です。

アミューズという言葉通り、

帆立のポアレにのせてみたり、茹でたじゃがいもと合わせてみたり

スクランブルエッグに、自身の好みの塩味になるよう混ぜて

楽しんでください♪ のお皿です。


「このアミューズ、またしてほしいなっ」とおっしゃったお客様に

シェフ船橋は

「今日は、ワインの持ち込み料込みで13000円のコースだから

 もう絶対できないよ〜;;いくらでも払ってくれるなら

 もちろんやるよ!」

などど言っていましたが、確かにこの日のキャビアの出し方は

仕入れ値を考えると。。。私は驚きました。

シャンパーニュに敬意を払い、行っちゃえー!な勢い、そのものです。


そして、フォアグラの4重奏。

fois gras1737.JPG

12時のところの品から、時計回りに

*ガチョウのフォアグラのブーダン
*ガチョウのフォアグラのスモーク
*鴨フォアグラのテリーヌ・ナチュール
*鴨フォアグラのコンフィ
*ガチョウのフォアグラのコンフィ


2種のフォアグラを使い、4種の調理法で仕上げた品の盛り合せです。

比べながら食べると、味や食感の違いがよく分かります。

ねっとりと濃密な味なので、シャンパーニュが進みます。^^


そして次に、スモークサーモン。

saumon1748.JPG

見た目は、、、この上ないシンプル、、、ですが

マリネして、乾かせて、チップでスモークをかけて、、、と

液薫ではでない、旨味があります。

半乾きのような、水分少なめな状態がゆえに

旨味も塩味も濃密なので、これまたシャンパーニュが進む、進む。^^


そして、この日の魚料理は

オマール海老とラングスティーヌ(手長海老)のポトフ仕立てです。

homard1739.JPG

この料理は、ジャックマキシマン神戸で出すはずだった料理です。

マキシマンが、日本人は海老が好きだから、と考えた料理だそうです。

たくさんのオマール海老の頭を、じっくりローストして

水を足して香りを移し

魚の出汁を加えてできるスープで、軽く煮込んだ料理です。

見た目は、淡い色合いがゆえに、軽ーい仕上がりに思いますが

海老と魚の、出汁のエキスが濃いので、なかなかにしっかりしたお味です。

プレステージシャンパーニュと、合わせて楽しんでいただきました。


そして肉料理は、仔牛のロースのステーキ、森の茸と共に、です。

veau1743.JPG

フランスのジロール茸。

そして、国産の丹波しめじに、はなびら茸に、平茸。

きのこのジュースとクリームを合わせた、軽めのソースで仕上げます。

きのこがメインで、付け合せが仔牛?と感じるほどに

きのこが主張しているお皿に思いました。

それ位に、きのこの旨味がしっかり、そしてじんわりと伝わる料理でした。


チーズは、フルムダンベールのトーストです。

fromage1753.JPG

焼くと水分が飛び、塩味が増して、またシャンパーニュ。。^^


デザートは、フレッシュチーズのムースと、木苺のシャーベット。

dessert1755.JPG

ここは、柔らかいお味のドゥミ セックと。

以上7皿を、みなさまにお出ししました。



シャンパーニュと、どんな料理が楽しいだろうか。。。と

シェフ船橋は頭をひねり

シャンパーニュのプチプチとはじける泡と、酸味を頭において

料理の脂の使い具合や、塩味、旨味の濃度などを調整しているようでした。


お越し下さったみなさまが

オルバン社のシャンパーニュと、シェフの料理を中心に

親しい友や、エクスポーターの方と

楽しい夜をお過ごしいただけたのなら幸いです。

心より、ありがとうございました。

orbain1742.JPG


深夜1時すぎ、日をまたぐかたちで終わりました

オルバンシャンパーニュの会。

orbain1740.JPG

18名様分の7皿のコース料理と

5アイテムのシャンパーニュのサーヴィスを

シェフ船橋とわたくし住田でいたしましたので

お越し下さったみなさまには、ずいぶんとお時間を頂戴しまして

本当に申し訳ありませんでした。

この場を借りて、お詫びいたします。


今回の会は、「シャンパーニュの夕べ」と題しましたお食事会の中で

まだ日本には馴染みの少ない

オルバン社のシャンパーニュを楽しもう!という会でした。

ゆえに、ワインセミナーのように

冒頭に長く説明するのはやめましょう、ということになりましたが

主催者サイドから、今回のシャンパーニュについての

日本語資料を配ることもなかったので

参加者のみなさまは、オルバンとは???という思いのまま

会が進行してしまったのではないかと思います。
(本当は、フランスの造り手から資料が届くはずだった、とのことですが

 届いていたとしてもフランス語でしょうから

 日本人のお客様には優しくないですよね。)


また、会の最後に行うクイズの答えに関係するために

お食事中に、飲んでいるシャンパーニュのセパージュなどのことを

お話しできませんでした。

営業前、営業中のバタバタした最中の打ち合わせの際は

気がつけませんでしたが、それはやめるか、クイズを替えるかにした方が

良かったと、今になって思います。


もし、私がこの会に参加する立場だったら、どう感じるだろう。。。

そう考えるとき

まず、おおまかでよいので、この造り手の歴史や、こだわり

他のメーカーとは違うアピールポイントなどを知りたいと思うこと。

また、そういった背景を認識した上で飲んでみて

自分が疑問に思ったことを、質問できること。


私の場合ですが、このような思いが解決できる会であると

とても満足感を得られます。


会の最中、エクスポーターの方が、各テーブルを回って

お話されていましたので

昨晩の参加者のみなさまが、色々なお話から

少しでも納得のいく会であったことを祈るばかりです。


不慣れなことで、反省点は多々。。。ありますが

会に参加してくださったみなさまが

シェフの料理とシャンパーニュで楽しんでいただけたことを願います。


この日の、シェフ渾身の料理について、この記事次回に続きます。


シェフ、原価率って知ってます?な道楽アミューズに

船橋、腕見せます!なフォアグラの4重奏。

作るのに手間はかかるが、ぺろりと皿から消える最高のスモークサーモンに

ジャックマキシマン神戸でつくるはずだった、オマール料理。

そして、きのこの旨味の強さを感じさせる仔牛料理。


あ〜やっぱり、シェフの料理って美味しい〜><;;と

しみじみさせるラインナップでした☆

明日の夜開催いたします、「オルバン社製シャンパーニュの会」に向けて

ぞくぞくと食材が届いております!^^


フランス アキテーヌ産キャヴィアに...

caviar1711.JPG


肉料理の付け合せに使います、ジロール茸。

girolles1715.JPG

今回のジロールは、とても良い感じに思います!

ある程度の大きさがあり、肉厚で

色もくすんでいませんし、べたついていません。

きっと、しっかりした濃いお味があると思います。

肉自体より、きのこのうまみたっぷりソースが楽しみです ♪


そして、チーズ(フルムダンベールとビケ)。

fromage1713.JPG


そして、そして、明日のメイン達、ずらり!

orbain1660.JPG


こちらの5アイテムを楽しんでいただきます。^^

*ブリュット キューヴェ レゼルヴェ
*ブリュット マグナムブテイユ
*ブリュット ロゼ
*ブリュット プレスティージ
*デゥミ セック


orbain1705.JPG



今晩の厨房は、明日の仕込みで熱いです!二つの意味で。^^



P.S. 明日の仕込みをしながら
   今朝、買ってきました桃・白鳳も調理中です。
   お好きな方、お待ちしております。
   
   pêche1721.JPG


おかげさまで、先日お薦めしておりましたマナガツオが

本日ご予約いただきましたお客様分で、売り切れとなりました。

ありがとうございます。^^

月曜日に、このマナガツオを楽しんで下さったお客さまには

にっこり太鼓判を頂いておりますので

今日の、塩がなじんた状態もまた違う素晴しさがあるだろうと思っております。

今日、これからお越しくださるみなさま、ご期待下さいませ☆

managatsuo1669.JPG

また、デザートでお薦めしております「桃のコンポート」ですが

仕込んである「はなよめ」、「白川白鳳」のどちらも

先程、ご予約分で売り切れとなりました。

明日にでもフルーツ屋さんに走りまして、良い桃があれば

すぐに仕込みまして、ご案内いたします☆


P. S.
ただ今の厨房から実況中継です。

         
      明後日にせまりました、オルバン社シャンパーニュの会に向けて

      着々と仕込みを開始しております ♪

      こちらは、鴨とガチョウのフォアグラをマリネ中です。

      頑張ります!^^

foie gras1702.JPG

今朝、シェフ船橋からの e-annonce でお薦めしておりました

マナガツオ。一匹3.5kg の大物です!

そのまま、丸々一匹を買って帰りたいほどに上物でしたが

引く手あまたのため、半身だけを連れて帰りました。^^

managatsuo1664.JPG

身は肉厚で、脂がよくのっています。

特にお腹の部分は、焼くと脂でトロリとしそうな程です。><

今週の金曜日くらいまで、なんの問題もなく美味しく召し上がって頂けます。


付け合せを、シュークルート(キャベツの酢漬け)にする予定ですので

そのシュークルートの酸味と、アルザスワインの優しい、柔らかなお味と

楽しんでいただけたら...と思っています。


ゆえに今日は、アルザスワインをグラスで準備いたします ♪

ドメーヌ・ツィント=フンブレヒトの造る、 Vin de Pays
                  (ヴァン ド ペイ /地酒のことです)
「ZIND  ツィント」です。
zind0830.JPG

アルザス地方としてはめずらしく、シャルドネを栽培し

ピノ オーセロワとブレンドしています。

ピノ オーセロワの厚みのあるふくよかさと

シャルドネのシャープで奥行きのある味が、うまくまとまった

とても楽しめるワインだと思います。


ちなみに今日のアミューズ=ブーシュは、こちらを使った料理です。

chiayu1666.JPG

稚鮎です。

エスカベッシュ(揚げて、ビネガーとオリーブオイル、香味野菜などで
                          マリネしたもの)

にして、お持ちいたします。


爽やかな酸味をきかせたお味、

こんな季節には、とっても美味しいと思います。

みなさま、お待ちしております☆^^

先月から、大プッシュ中のオマール海老 ♪

通常、私共が発注するときは、3〜5匹づつくらいですが

団体様でのご予約を頂いている場合に

オマール海老をお出しするとなると、10匹以上での注文になります。

そのような、まとまった数のオマール海老が店に届くときは

このようにして到着します。

homard1562.JPG

一匹づつ、しきりで区切られ、縦に入れられます。

確かに、横に積み重ねられれば、下のオマール海老は負担が大きく

ストレスもたくさんかかるのだろうと思いますが

初めてこの状態を見たときは、いたく感心し、面白いなぁ〜と思いました。


さわると、とても元気!

homard1566.JPG

バタバタと暴れます。

持ったときの重さや、元気さの加減から

身のしまった、プリッとした海老に違いない...と思わせます。


贅沢に、一匹まるごと茹でたてを、ソースマヨネーズで食べる、

なんていうのもお薦めです☆


海老好きな方、是非お試しくださいませ=

homard1577.JPG

みなさま、こんばんは。お久しぶりの住田です。^^

今日は、梅雨の中休みといった良いお天気で

過ごしやすい一日でしたね。

けれども、明日の午後にはまた雨に逆戻りみたいです。。><;


グレー色の空、曇りがちなお天気につられてしまい

なんだか気分も、モヤモヤしちゃう。。

そんな時には、体をスッキリと目覚めさせてくれる

爽やかなデザートなんていかがでしょうか。


それは夏になると登場する、桃のコンポートです☆

今年は例年に比べ、半月以上早い登場でした。


コンポートにする桃は、露地栽培で

木になったままで熟れさせたものを使いますので

例年7月半ばすぎから準備し始めるのですが

今年は6月末から、素晴しいものが手に入りました。


また、ネーミングが可愛らしいのです♡

「はなよめ」という名前の桃です。

pêche1595.JPG


ピンクがかった、可憐な印象の愛らしい桃で

6月に出荷されることから

ジューン ブライド(6月の花嫁)にちなんで

命名されたとも言われています。


フレッシュな状態で食べてみますと

とろける、と感じるほどにジューシーでした。

果肉の繊維自体が少なく、その分ジュースが多いような口当たりです。

よく熟れているので、甘く芳醇な香りが素晴らしかったです♡

実際の甘みは、上品な中程度で、酸味はとても控えめでしたが

コンポートにするので、甘みは砂糖で補いますし

白ワイン煮にするので、酸味の少なさもまったく問題ありません ♪


このように、どどーん!と仕込みました。

pêche1601.JPG

湯剥きした桃を、シャンパンと白ワインと砂糖で

ゆっくりコトコトと煮込みます。

この時の、煮込んだシャンパン&白ワインのジュースを

凍らせてシャーベットにし、一緒に楽しんでいただきます。

pêche3.JPG


梅雨のモヤモヤ、真夏の猛暑もどこへやら...

無敵のデザート、いかがですか。^^


皆さ〜〜ン、Bon joour!!!
船橋は、嬉しくって仕方が有りませ〜〜ン。
時が過ぎるにつけ、こみ上げるって感じ"こんな何ですよね"。



このアーカイブについて

このページには、2009年7月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年6月です。

次のアーカイブは2009年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。