2009年6月アーカイブ

身近に居た、世界最年少「ブルゴーニュワインの騎士」会員(叙任当時)。
だから何なのと言われたらそれまでですが、世間的に知られている「ブルゴーニュワインの騎士団・会員」の方々は、テレビ等でよく顔の知られている方が多いのですが、イレギュラーも有るんです。

船橋が何をそんなに喜んでいるかと言うのは、この彼、大阪には御存知の方も多いからです。
それは十数年前、周防町筋に有った"オー プティ コントワー"で、アルバイトしながら辻調に通っていた彼です。

辻調卒業後に東京の有名店で働き、渡仏し、どうしているのかと思ったらヒョコット昨日、11年振りに現れました。

早速に話を聞いてみると、ブラボー的な内容。 自分も在仏中には数々の話のネタは有りましたが、彼はその数倍を行っていたから、嬉しいんです。 彼が在仏約7年の間に居た所は、パリのド真中、先日強盗に襲われた超高級宝石店の広場を挟んで向かいの老舗ホテル。 それもスタッフ(研修・学生ではなく給料を貰って)として働いていたそうです。 その間に彼の努力が実り、数々のチャンス到来。 おもいっきりやって来たみたいです。 

彼に初めて会ったのは、彼が高校二年生の時。 船橋が帰国後数年が過ぎた頃でした。
自分の「フランス料理」に対する思いを話し、フランスでの出来事も切々と伝え、この業界に入ろうとする切っ掛けを作ったと言っても過言ではないと思います。

そして久々に現れたら、「ブルボーニュワインの騎士」と「シャンパーニュの騎士」と成っていました(それもフランス枠で、これが楽しい)。 これを喜ばずして何を......。

さー皆さん。 これからが一番肝心な所です。 
彼のコネクションを使って、おもいっきりフランスワイン&料理を楽しめる企画を作りましょう。 エイ・エイ オー!!

「梅雨入りの 声は聞けども よい天気...」の先週からうって変わって

今日は、今年も梅雨がやってきた〜という空模様ですが

みなさまいかがお過ごしでしょうか。


昨日までの4日間、シェフ船橋が出張料理人として出掛けていましたので

店舗営業はお休みさせていただいておりました。

ゆえに、明日の23日火曜日は営業いたします!^^


明日のランチは

「若鶏のキャベツ包みブレゼ」がお薦めです。

シェフ船橋が、パリで最初に働いた店、

パリ市営競売場の斜め向いにあるビストロで

一番と言ってよいくらいに、人気のあった料理です=


まず、鶏をまるごと一羽でローストします。

そして、一人前の分量づつキャベツで包み

チキンブイヨンとトマトで蒸し焼きにします。

爽やかなトマト味に、柔らかいキャベツの甘みがのった

穏やかな優しいお味です。

chou1593.JPG

こんな天候で、なんだか体調がいまいちなの...というお方も

暑くて、だるくて、食欲がないの...というお方も

きっと、野菜の自然な旨味から

ぺろりと召し上がっていただける、そんな一皿ではないかと思います。


みなさま、お待ちしております。^^



おはようございます。

誠に勝手ながら、21日日曜日まで臨時休業させていただきます。

シェフ船橋は出張料理人として、ただ今九州にいるからです。


22日夜より、また通常営業いたします。

よろしくお願いします。^^


みなさま、こんにちは。今日もとても良いお天気ですね。^^

こんな明るい日には、しっかり仕事をして

のどが乾いてきたっという頃に終わらせて

美味しいシャンパンをくいっと飲みたいっ!ですね〜。

塩の効いたサーモンマリネなどをつまみに。。。

うーん、美味しそうです。。

またシェフに、作ってもらうことにしましょう☆^^


さて、今日はオマール海老のご紹介です。

先日、シェフからのe-annonce でもお薦めしておりましたが

今、とても良い状態で入ってきております。

6月からの、新しいロットのオマール海老が届いているので
(私共が取引させていただいている業者さんの場合です。)

身のしっかりとした、プリプリの食感で

旨味のある素晴しい状態です。

値段も、以前に比べて落ち着きましたので

一匹をローストしまして、お二人様分で¥5,800−です。
(一匹600g〜700g 位の大きさのものです。)

ご注文を頂きますと、まず、身の部分のローストをお持ちしまして

homard1541.JPG


追って、爪の部分のサラダ仕立てをお持ちいたします。

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上の二枚の写真の二皿で、一人前の分量です。


オマール海老は、こちらのローストした料理の他に

定番ではありますが、ホタテ貝とのフリカッセやポトフ仕立て、

それに、ジャック マキシマンのスペシャル料理であった

オマール海老のグラタンも作る予定でおります。

ジャック マキシマンは、この料理に合わせてグラタン皿を作っており

ジャック マキシマン神戸のシェフを務めるはずだった船橋は
(このレストランは、バブルが弾けて、オープン直前に泡となりました。。)

それを持っていますので

そのお皿でみなさまに楽しんでいただこう ♪ と思っています。

「え〜食べてみたい〜」と思ってくださったみなさま、

ぜひ、ご連絡くださいませ。お待ちしております☆


12日金曜日のランチから登場しております、鶏カレー。

「フランス料理店なのに、カレーライス?」と思ったのは

私だけではないかもしれませんね。

「フナバシ〜まじめにやれ!」と思われたみなさま、すみません。。

本人、いたってまじめにカレー作ってます。^^






「鶏カレー」と言うとピンとこないので

フランス料理らしく?

「鶏の煮込み スパイス風味、ライス添え」なんてどうでしょうか。


どどーん!と鶏4羽を

curry1484.JPG

あっと言う間に捌いて

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セロリやにんじん、玉葱などの野菜と煮込んでいきます。

ココナッツジュースやマンゴーで、味にまろみをだし

スパイスをきかせたフナバシカレー。

curry1492.JPG

ライスは別添えで、みなさまにはこのようにお持ちします。

curry1491.JPG

口に入れた瞬間は、やわらかい辛さ控えめに思いますが

後で、ぐぐっとスパイスが効いてきます。


クスクスのスムールと同様に、ライスにはレーズンがお決まりの形です。

レーズンによって、途中 味に変化があり

最後まで飽きずにいただけるように感じます。


金曜に、このカレー注文してくださったお客さまから

「とても、上品。エレガント!」と

お褒めのお言葉をいただきました。ありがとうございます!^^

シェフ船橋は、このカレーのことを

30年前のレシピから作ったので

「アラサーカレー」なんて、よく分からない名前をつけてましたが

私は、頂戴したお言葉から

「エレガントカレー」と呼びたいと思います☆


16日まで、ランチに登場します。

みなさま、来てね=


今晩のおかずです。^^

キス♡の塩焼きです。

営業用に買ったのですが、、、私のもとへ。。><;;

こちらがとても大きなキスで、味ものっており、美味しくいただきました。

今日もごちそうさまでした☆

kiss1482.JPG


追伸:しょーもないタイトルでごめんなさい。。



みなさま、こんばんは。^^ 

今日もとても良いお天気!でしたね。

日中は28℃にまで上がっていたようですが

湿度は高くないので気持ち良いですよね。


先週末もそのような天候で

梅雨入り前のワンチャンス?の清々しい気候の中

テラスでお食事を楽しんで下さったみなさま、ありがとうございました。

知らなかった素敵なワインにも出会えて、とても楽しかったです。^^


さて、今日もお料理になった羽黒ラムの紹介です。

「また羽黒ラム〜、もう飽きたよ〜」とは言わないで、お付き合い下さいませ☆


今日ご紹介する料理は、「バベット(ハラミ)のポアレのサラダ」です。

バベットは、捌く前はこのようについております。

手でつまんでいる部分と、手前の帯のような部分です。

haguro1320.JPG


そして次の写真の、真ん中の二切れがバベットです。

バベットは半頭分で、これだけです。(仔羊なので、小さいですね。)

ちなみに、右上の黒っぽい色のころんとしたものが腎臓で

一番左が、フィレです。

babet1338.JPG


切って塩をして、ポアレします。

babet1393.JPG

肉の厚みは薄いのですが、外は香ばしく、中はロゼで焼き上げるために

シェフ船橋は、真剣に焼いてました。


そして、こちらが出来上がりです☆

babet1398.JPG

これが、本当に美味しいのです!><;;

適度な噛みごたえがあり、ジューシーで、旨味の強い味があります。

このお皿をお客様のもとへ運ばずに

お皿と共に、どこかに行ってしまいたいくらいに。。。^^


バベットはハラミのことですので、内臓物のひとつですが

胃や腸のような白い内臓物と違い、写真からも分かるように

赤身の血のあるもので、ものが新鮮ですと、臭みなどは微塵もありません。

状態の良いものを、ものに合った焼き方をしましたら

本当に美味しい、素晴しいお肉だと思います。


今日ご紹介しておりますバベットは仔羊のものですが

一般的な牛のバベットは、ロースやフィレなどの部位に比べ

価格は求めやすいので

フランスのビストロなどでは、人気のあるメイン料理になります。


バベットを美味しく食べるのに、とっても大切なこと。

それは、「新鮮なこと」です。

臭みが出始めるのがとても早いので、パックされているものは

開けたら、できるだけ早く使わなければなりません。

そのあたりが、内臓物であるゆえんでしょうか。。

なので、美味しいバベットが食べたい〜!という時には

流行っているお店に、バベットを食べに行きましょう!

回転するのが早いでしょうから

新鮮で、美味しいバベットを食べれる可能性大かも?^^


シェフ船橋が、パリで最初に働いた店は

パリ市営競売場の斜め向いにあるビストロでした。

ランチの二時間半という時間の中で

三種類のランチセットを30人前づつと

バベットのステーキがメインのセットを100人前、

毎日売り切れる、とても人気のお店でした。


以前に私も行ったことがあるのですが

ワインの栓を抜くのに、足でワインボトルを挟んで抜いたり

パンのおかわりをお願いすると、空いている隣のテーブルに置いてあった物を

ほいっと渡す、そんな楽しい雰囲気のビストロです。

ビストロと言いましても、出している料理はちゃんとしたものでしたので

ビストロとしては高いと思える金額を、お客さんは納得して支払っている、

そんな感じの素敵なお店でした。


シェフ船橋が働いていた当時、その約200人前の料理を

船橋をいれて3人のコックさんで出していたそうです。

バベットはステーキで出していたので

ブルー、セニャン、ア ポアン、ビアン キュイ と

焼きには指定が入ります。

戦場のような忙しさの中のことですので

一日に一皿くらいは、焼きが違うと厨房に返されたそうです。

ナイフで切ってみると、確かに少し違う。。

でもこれなら、ぎりぎりセーフ?では、、、などと思いながら

厳しいパリジャン、パリジェンヌに鍛えられ

今ではとても上手にバベットを焼いてくれます。^^


7月14日のフランス革命記念日に開催予定のイベントでは

羽黒ラムを一頭で入荷したいと思っております。

一頭買いなら、Ris d'agneau(リ ダニョー /仔羊の胸腺肉) も

入るかもしれないと、今からとても楽しみです。また、バベットも。。^^


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木箱に入った小イワシを見ると、必ずッと言って良いくらいに、船橋の兄貴分UMADAさんを思い出します。 あれは約20年前、彼がブルターニュ Auberge Bretonne に居て遊びに行った時の事でした。 パトロンchefのJ・トレル氏は店が休みの日に魚を漁港にある市場に仕入れに行くので、一緒に連れていってもらいました。 その車中、夕飯の話に成り「今日は作るか」と言う事で、ついでに市場で材料を買ってこようと言う事になりました。 期待は膨らみます。 ブルターニュと言えば海の幸の宝庫。 案の定市場にはオマールを始め数々のフランス料理の代名詞的な魚介類が並んでいます。 どれにしようかと決めかねていた時にUMADAさんが「コレにしよう」と言ったのが"木箱入りのイワシ"。 何を冗談言ってるのかと思いきや「このデカサが美味いんだ」とかなり本気モード。 値段は安いとはいえ一箱買ったら、いやいや、価格ではなくて、こんなに有ったら「他の物が食べれない」。 目の前に大関・横綱級の物がありながら。 「あんたは良いですよ、何時でも来られるから。でも俺は残り1.5日、どんなに食べても後3食。」こんな思いが頭を巡っている内に既にお買い上げ。 ここから始まるのでした「小イワシ物語」。 かな〜〜〜り長い物語をかいつまんで言うと、イワシ料理3種類を3〜6のバリエーションで14品試作(短すぎてAUの仲間由紀恵さんもビックリ)。 食べながらとはいえ約4時間。 「俺は確かにフランスに勉強に来ている」と実感できる瞬間でした。
それから4ヶ月後、ここはバリ15区のマルシェ。 久し振りのUMADAさんとの再会に、夕飯の材料を探しに出掛けた所に有ったのは「木箱入りのイワシ」(今回、小は付きません)。 彼に「船橋くん野菜探して来て」と言われ、購入し戻って来ると、「おメ〜〜!やっちまったな〜〜」状態。 すでにお買い上げ〜〜。 それから刺身に始まり、マリネ、塩焼き、薫製、シャルロット、ミルフォイユ。 おまけに何品か(忘れもしない4品)は、仕上がりが気に入らず作り直し。
そしてまた半年が過ぎ、ここはアルザス。 ここには海は無いはず。 なのに「木箱入りのイワシ」は有る。 後はお察しの通りで、今度はシュークルートまで。
在仏中も、デンマークでも、帰国しても、「木箱入りのイワシ」を見て、UMADAさんを思い出さない事は、ただの一度も有りません。

今回はおとなしく天ぷらにして、ビール飲もう。 コレを買う時に魚屋さんから聞いた話。和食の有名なお店では、三枚卸にして5〜6枚使って握りにするって。 「人数居るから出来る技だよな」ハハハは。 俺、フランス料理で良かったと思う瞬間でした。
みなさま、こんばんは。

今日も昨日に引き続き、骨付きロース肉について書きたいと思います。


昨日は、「骨付きロース肉」と一言に言いましても

違いがあり、それぞれに合った焼き方がある、という話でした。


仔羊の骨付きロース肉は、フランスでは

Carré d'agneau(キャレ ダニョー)と呼ばれ、この下の図のように

三つに分けられます。

haguro1408.JPG


昨日の記事で、ロース①と書いてありました

下の写真の、料理になったもの、生の断面図、抽象画は

すべて、コートレット プルミエールと呼ばれる

骨付きロース肉の中でも、おしりに近い部位です。


haguro1377.JPGのサムネール画像haguro1368.JPGのサムネール画像のサムネール画像haguro1405.JPGのサムネール画像


あばら骨は、全部で11本あり

仔羊の頭の方から数えて、8〜11本目の骨の部分になります。


また、昨日の記事で、ロース②と書いてありました下の写真のものは

haguro1402.JPGのサムネール画像haguro1343.JPGのサムネール画像haguro1406.JPG

コートレット スゴンドと呼ばれる

骨付きロース肉の中の、真ん中あたりの部位です。

仔羊の頭の方から数えて、4〜7本目の骨の部分になります。


コートレット プルミエールと、コートレット スゴンド。

何が違うんだろう?と見比べてみると

まずコートレット プルミエールは、生の断面図から

中心に丸く肉があり、それを覆うように脂があるように見えます。

肉があって、周りに脂、ときれいに分かれている感じです。


それに対して、コートレット スゴンドの断面図は

なんだかごちゃごちゃしてます。。

真ん中あたりに、丸く肉があって、また隣に小さく肉があって

上の方には、なんだか脂と肉の薄い層みたいなものもあります。

抽象画が分かりやすいかもしれませんが

脂が多そうな雰囲気です。


今回の羽黒ラムの、目指す焼き上がりの状態は

「風味があって、ジューシーなもの」と書きました。

「風味がある」とは、「焼けた香ばしい香り」がある、ということです。

「焼けた香ばしい香り」をだすには

骨や脂をきちんと焼かなければなりません。

骨や脂が生焼けでは、決して香ばしい香りはでません。

そのために、400℃のオーブンで焼きます。


肉の周りにある脂、その脂に沿う骨に、しっかり火を通した上で

内側の肉には、余熱でじっくり火入れします。


しかしコートレット スゴンドの場合、少々問題があります。

下の抽象画で赤く塗っているところの脂にも

火を通さなければならないからです。

haguro1443.JPG

そこの脂にも、生臭さがでないようにきちんと火入れをします。

そのために、肉の焼き上がりのロゼの具合が

コートレット プルミエールに比べて、若干しっかりめの火通りになります。

ゆえにジューシーさは

少し、コートレット スゴンドの方が少なくなりますが

決して肉が焼けすぎなわけではなく、ロゼの焼きに変わりはありません。


羊を焼く際に、何よりも大切なことは

「脂にはしっかり火を通す」ということです。

生焼けの、生臭さを感じる羊は、食べれません。

羊の香りが苦手なの。。。と感じる方の中には

脂が焼けていない、その生焼けからくる羊の香りが

苦手なのではないだろうか、と思うのです。



「肉に火を通しすぎてはいけない。」


そのことだけにとらわれて

肉も、「これは生なのでは...」と思うくらいに甘い火入れで

脂を焼く、ということに目を向けずにローストされた羊を

私は食べたくありません。

フランスなら、焼き直して欲しい、と言えば

厨房に返されるはずです。

サーヴィス陣も料理人も、焼きに対して理解があるからです。

「そうだ、これはちょっと焼きが甘すぎだ」

「もう切ってあるし、グリエになるけどいいか?」

とか、聞いてくれそうです。^^


シェフ船橋がローストする、普段のオーストラリアの仔羊も

香ばしくて、骨のところのお肉もカリカリ焼けていて美味しくて

肉はロゼに焼けていて、ジューシーです。

お皿は派手さのない、なんの変哲もないものかもしれませんが

素直に美味しくて、安心できる味です。

フランスのストーブ前で仕事をしていたのが目に浮かぶ

そんな一皿です。^^


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